最近ラジオで一部配慮に欠ける発言があった為、役が降板になるというニュースがありました
声優を目指している方はこの一件から学ぶべき点があります
発言には気をつけなければならない
結論を申し上げると
発言には気をつけなければならない
ということです
今回の一件も配慮に欠ける発言から降板に至るまでの事態になってしまいました
では、何が問題だったのかわかりますか?
何を背負っているかを理解しているか
今回の騒動は実在の酒造銘柄をキャラクター化したプロジェクト「神酒ノ尊―ミキノミコト―」(通称みきみこ)の越乃寒梅役を務める石川界人さんがラジオで配慮に欠ける発言をしてしまった為役を降板になったというものです
この神酒ノ尊というコンテンツは実在の酒造銘柄をキャラクター化したプロジェクトです
つまりお酒を扱うコンテンツで多くの酒造メーカーがこのコンテンツに参加しており、お酒のよさをPRしていこうというコンテンツなわけです
その中で石川界人さんはラジオ内で個人的な事情で日本酒は飲まないという発言をされました
(詳しい発言内容は省きます)
この発言を制作側が問題視し、降板を要請するいうことなりました
ここで注目して欲しい点は
・神酒ノ尊はお酒をPRするコンテンツ
・そのコンテンツに出演している声優が日本酒は飲まないと発言した
というところです
お酒をPRするコンテンツにも関わらず出演する役者がお酒を飲まないとマイナスイメージを与える発言をしてしまっているんです
本来ならばお酒のよさをアピールしなければならない(コンテンツに関わるということはPR活動をすることも仕事の一つになります)立場であるにも関わらず、マイナスな印象を与えてしまっているのです
これではお酒の購入を促進するどころかむしろ抑制を働きかけてしまっています
別の例で例えると
今マクドナルドのCMを木村拓哉さんがされていますが、その木村さんがマックは食べないと発言してしまったとします
マクドナルドは多くの人に商品を購入してもらう為に人気がある木村さんにCMの依頼を持ち掛け、CMを打つ為に多くの資金を投入し、木村さんはCMに出演することによってお金を得ています
つまり木村さんは
CMに出演する=商品をPRする
このことによってお金を得ているわけです
CMに出演している以上商品をPRする責任があり、商品のイメージを損なうことはしてはいけないということになります
商品のイメージを悪くする発言などをしてしまうと契約違反となりCMは打ち切り
企業からは損害賠償を請求されることとなります
といった感じでしょうか
(もちろん木村さんは一切そんな発言はしておりません)
今回の件ではCMとはまた違うので契約違反があったかどうかはわかりませんが、PRを目的としているコンテンツである以上、制作側が降板といった措置をとったことは当然の判断だと思います
企業側を石川さんを起用することによって石川さんのファンにお酒のよさをPRし、購入してもらいたいという考えがあったはずですから
つまり石川さんは越乃寒梅役を務めることによってお酒をPRするということも背負っていたことになります
キャラの声を当てるだけが声優の役目ではない
声優という仕事はキャラクターに声を当てることがメインのお仕事です
(もちろんナレーションなど違うお仕事もありますがアニメのお仕事をメインにお話ししています)
ただ声を当てて終わりというわけではありません
そこには多くの人が関わっています
漫画が原作のアニメのキャラクターであればその漫画をPRすることも声優の仕事に含まれます
声優が行う行動によって漫画のイメージも変わってしまうのです
コンテンツに関わるということはそのコンテンツのイメージを背負っているということになります
そのことを考えて行動しなければいけません
今回の件で言えば私生活でお酒を飲む、飲まないは自由ですが公の場でお酒を飲まないと発言はいけなかったというわけですね
責任や影響について考えよう
声優を目指すのであれば、今回の件は企業の対応が厳しすぎると捉えるのではなく、何故そのような措置をとったのか考えましょう
そしてどんな発言、行動をしてはいけないのか考えましょう
一つの発言が大きな市影響を及ぼしてしまうことがあることを念頭に置いておきましょう
たった一つ発言で多くのものを失うなんてことは往々にしてありえることですから
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